お客様にお礼を言っていただいたり、喜びの声をいただいたりするときにやりがいを 感じます。以前、ご仏前に備えるお供えのお花をご購入いただいたことがあるのですが、 故人さまの生前のご様子やご趣味などをしっかりと伺い、形にしました。 その時に「故人を思い出すことができて励みになった」「悲しい気持ちから救われた」 と言っていただき、本当にうれしかったのを覚えています。 店の近くの演芸ホールで発表会が催されると、 お孫さんにと花束をご用命戴くのですが、「孫が喜んでくれたわ」と、 わざわざ帰りにお礼を言いに来てくださる方もいらしゃるんです。 そういうお客さまとのやりとりが仕事をするうえの糧になっています。
お花屋さんって、少し近寄りがたいイメージがあるんですよ。 それが払拭できるように、将来は誰もが気軽に入れるお花屋さんを開きたいんです。 本来花って見るのが目的だと思うんです。だから、ちゃんと扉を開けて店内に 入るんだけど、買うだけでなくゆっくり花が見られるようなお店作りが夢です。 年齢に関係なく、気軽に見られるようなフラットなお花屋さんがいいです。 また音楽が趣味で、中学時代には金管、高校時代からはバンドで エレキベースを弾いていることもあり、音楽の演奏会や講演会が開けるような みんなが集まれるスペースと花屋が合体できないかという思いがコロナ禍で 深まりました。もう妄想ですね(笑)
小さい頃から花が大好きで、幼稚園や小学校の頃の夢は「将来、お花屋さんになること」 でした。その夢が叶って、毎日、好きな植物に囲まれて、触れていられることがこの仕事の 何よりの魅力です。また、一緒にお花を選んだり、花束を作ったりと、 お客様と相談しながら、その気持ちをプレゼントするかたに伝えるお手伝いができることが 私の一番のやりがいです。この店で仕事を初めて6年目になりますが、定期的に来店 してくださったり、通りがかった時に声をかけてくださったりと、 仲良くしてくださるお客様が増えてきました。 お客様との距離がだんだん近づいてきたんだなぁと、とてもうれしく思っています。
中学生の時に花言葉の本を買ったことをきっかけに、花の仕事に興味を持ち始めました。 高校時代には他にもやりたいことがあったのですが、進路を考える際にもう一度 「何がやりたいか」を真剣に考え、やはり好きな花に関わる仕事をしたいと、 テクノ・ホルティを選びました。 学校では、ブライダルフラワーコースを選択していたので、 学んだのは主にブライダルに関連する内容でした。 ブライダル関連の会社に就職するか、フラワーショップに就職するかで、 とても悩んだのですが、人と関わることが好きなので、より近い距離で接客できて、 お客様との関係を築き、喜んでいただける仕事がしたいと、 最終的にフラワーショップで働くことを決めました。
中学生の頃から植物に興味があったので、高校では専門的に勉強をしていました。特に花が咲くまでの経緯を見守るのが好きだったので、将来は花に関する仕事がしたいと考えるようになりました。
テクノ・ホルティでは、花屋で働くために必要な道具の使い方、花に関する基礎知識から、ブーケ・アレンジメント制作の技術“”まで、さまざまなことを学びました。併設されているフラワーショップでの店頭実習では、花束のクオリティだけでなく、提供するスピード感も必要だということもわかりました。どちらかというとマイペースな私にとっては、大きな発見でしたね。これからもお客様の特別な日を彩る花束を、心を込めて作っていきたいと思います。(取材:2021年冬時点)
“Happy Flower Life”をテーマにした、ルミネ新宿・ルミネ横浜・ルミネ立川、クイーンズ伊勢丹杉並桃井内にショップ展開する企業
フラワーショップで、来店されたお客様にお花を売ったり、ご注文のアレンジメントをつくったりしています。生の商品を扱っているので、花の管理や手入れも大切な仕事のひとつ。お店に入ってきたお花の下処理や水かえの方法によって植物の状態も変わるので、丁寧に管理することを心がけています。お客様から、「家に飾ったら長持ちした」といった言葉をいただくと嬉しいですね。私が勤務する店は『フローリスト イワイヤ』といって、お祝いごとの商品を多く取り扱っています。花束などをつくって、「キレイにつくってくれてありがとう、きっと喜んでくれる」といった言葉をいただくと、気に入ってもらえてよかった、とやりがいになります。
幼い頃から花が好きで、ずっと花に携わる仕事をしたいと思っていました。インターンシップでいろいろな職場を経験しましたが、ギフト用の商品が多い点や、従業員教育に力を入れているというオーナーの考え方に魅力を感じ、今のお店への就職を決めました。スキルアップのための、フラワーデザインを競う大会への出場もお店のスタッフがバックアップしてくれています。花屋は、扱っている商品の華やかさと違って力仕事が多くハードですが、お客様に感謝の言葉を直接いただける、やりがいの大きい仕事です。これからは、お客様の要望にさらに応えられるように提案できるデザインの引き出しを増やしていきたいと思っています。
複合商業施設の園芸店で働いています。店頭でお客様と接するだけでなく、商品の仕入れやディスプレイのチェック、お店のSNSの更新、ポップの作成、イベントの企画立案など、仕事内容は多岐にわたります。仕入れた商品が売れていくのを目の前で見るとやりがいを感じますし、セット販売などでお客様の希望にあわせてご提案し、喜んでいただくと本当に嬉しいですね。本部主導の売り場づくりではなく、 自分達でお店をつくりあげていくため、いろいろなお店に行って売り場づくりや商品の提案方法を研究しています。自分の工夫次第でお客様の反応や売り上げがダイレクトに変わるという点が面白く、やりがいにつながっています。
子どもの頃から公園で遊ぶのが大好きだったため、はじめは造園設計やランドスケープに興味がありました。高校、短大と造園を学んでいたのですが、短大時代に設計事務所のインターンシップに参加した際、自分のやりたいことと違うかもしれない、と気づきました。CADで図面をつくる作業が多く、実際にグリーンとふれ合うことが少なかったのです。あらためて自分のやりたいことを考えたとき、植物が周りにある環境のなかで、多くの人と接しながら働きたいと思い、園芸店への就職をめざすようになりました。入社した企業が展開する店舗は、扱う商品も幅広く、また売り場づくりに関われるなどやる気があれば様々なことができそうだ思い入社しました。
いまアトレ吉祥寺店で店長をしています。Aoyama Flower Marketは首都圏の主要駅にたくさん店舗があるので、皆さんも見たことがあるかも知れません。どの店舗にも共通したイメージはブランドとしての証。「ここなら手軽に素敵な花を買える」と思っていただけるよう、しっかり守っていきたいです。それに加えて、吉祥寺店ならではの特長を。私はシックな色の花が好きなんですが、街の客層とも合っているようです。こうした個性も大事にしながら、お客様に喜んでもらえる店舗へともっと成長させたいです。
例えば花束を作るとして、当然ながら茎や枝といったゴミが出ます。こういった長くて堅いゴミはそのまま捨てるとゴミ袋を突き破ってしまうので、プロなら必ず作業の段階で短くカットしておきます。すごく簡単なことですよね。そういった基礎はどんな職場でも役立ちます。挨拶、掃除、話し方など、どんな小さなことも見逃さず指導してもらえました。思い返してみれば、すべて社会に出て役立つことばかりです。先生方は厳しかったですが、生徒の未来を誰よりも気遣ってくれていたんだと実感しています。(取材:2013年秋時点)
青山フラワーマーケットを全国に90店以上展開するほか、カフェ、フラワースクール、EC、空間デザイン事業を運営しています。
毎週月・水・金曜日。朝2時に開く東京の大田市場に出掛けます。その場で花を買い付けることはめったにありません。どれを仕入れるかは、ネット上で事前に決めているからです。といっても、確認できるのは品種名と生産者の名前、ざっくりとしたランクくらい。より良い花を仕入れるためには、花の種類や生産者の特徴、そして経験によるカンが頼りなんです。ヨミ通りのものなのか実物を見るまで分からないので、市場の日は少し緊張しますね。クオリティの高い花が買えると、まるでお宝を掘り当てた気分! そんな快感求め、今日も勉強しています。
仕入れた花のほとんどが、ブライダル系のフラワーショップへ。幸せを彩る特別な花ですから、品質チェックはより厳しく。「良くない」と感じたら、すぐ代わりの物を探します。オーダーされた花が見つからなくて、似たものを探すことも。学校では花の種類を150種くらい覚えましたから、その知識はかなり役立ってます。
鉢植えの植物が好きで、最初はガーデンセンターなどで働きたいと思っていました。インターンシップで現場を体験したんですが、土の入ったポットが重くて。一生続けられるか不安で、先生に相談したところ、「ここはどう?」とすすめられたのが仲卸の現場。一生続けたいと思える仕事と出会えて、本当に感謝しています。(取材:2013年秋時点)
大田市場・世田谷市場・横浜南部市場・名港花き市場・梅田生花市場の花卉部門の場内仲卸です。