この仕事や研究の魅力・やりがい

茨城県行方市にある「なめがたしろはとファーム」で野菜の栽培管理やグランピングの企画・運営を担当していますが、農繁期にはサツマイモの苗植えや収穫も行います。さらに食品加工の工場に入って自分たちで栽培したサツマイモを使った”おいもスイーツ”の生産・製造を行い、商品を施設内のマルシェやイベントで販売するといった生産から販売まで一貫した6次産業に取り組んでいます。そのため自分たちで作った商品に対する情熱をお客様に直接お伝えできるところに魅力を感じています。
業務が多岐にわたるため、急遽業務内容が変更になりなかなか計画通りに進まないこともありますが、その分やりがいもあります。自分の担当する部門だけでなく他部門の良い部分を活かして工夫するなど、「施設全体を盛り上げるにはどうすればいいのか」を自分で考えて形にし、それに対してお客様が喜んでくださる瞬間が、自分にとって一番のやりがいだと感じています。
特に、自分たちで作った野菜をお客様に収穫していただいて、そのままグランピングのBBQで食べていただいたときに「新鮮で美味しかった」と褒めてくださったときの喜びはとても励みになります。



グランピング施設には大きな畑があり、農業体験を通して農業の楽しさを伝えられることが嬉しい

この分野・仕事を選んだきっかけ

幼い頃に祖母の畑で育った野菜が美味しく、収穫を手伝ったときの楽しかった記憶がずっと残っていて、そこから農業について興味を持ちはじめました。将来は野菜生産者として働いていこうと考えていましたが、テクノ・ホルティでオープンキャンパスの学生スタッフとして活動していく中で、もっと多くの人に農業の魅力を知ってもらいたいと思い始めました。会社の概要を見たときに、野菜の生産だけでなく農業体験を通してお客様に野菜の魅力や農業の楽しさなどを伝えることができると思い、この仕事を選びました。

オープンキャンパスの学生スタッフだった当時の様子

これからかなえたい夢・目標

普段何気なく食べている野菜ですが、意外とどのように育つのか知らない方も多いです。ブロッコリーは蕾を食べていて、そのまま収穫せずにいると花を咲かせるということをお伝えすると驚かれるお客様もいらっしゃいます。そんな身近な野菜の魅力や面白さを農業体験やイベントなどを通して伝えていきたいと思っています。野菜の知識を知ることでお客様の日々の暮らしが少しだけでも豊かになればうれしい限りです。 現在、あまり目にすることがない野菜の栽培を増やしているところです。海外では一般的でも日本ではあまり知られていないような野菜を学びながら育てていき、ここでしかできない体験をもっと作っていきたいと思っています。
(取材:2024年6月時点)



白ハト食品工業株式会社

この仕事や研究の魅力・やりがい

専門学校時代は比較的一年草の栽培管理が多かったため、多年草を中心とした植物の種まきから開花までの成長を間近で見られることが、この仕事の一番の魅力だと思います。ハウス内の温度を調節したり風通しをよくしたり切り戻しをしたり、植物の成長や出荷時期に合わせて管理するのは大変ですが、良い苗に育てることはとてもやりがいがあります。特に全体にむらなく水を撒く灌水はとても難しく感じていますが、自分のスキルアップに繋がっていると思います。入社してちょうど1年が経ち、定植から出荷まで一連の流れを経験したところです。自分が育てた苗を「いい苗だったよ」とお客様が褒めてくださるのは何よりうれしいですね。

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一番難しくて植物を育てるのに一番大切な灌水

この分野・仕事を選んだきっかけ

幼い頃、実家の隣の祖父母の家では畑でじゃがいもを作っていたり、庭には大輪の大ギクが咲いていました。そんな環境の中で自然や野菜栽培が好きになった私は農業高校に進みました。入学時は野菜栽培に興味があったのですが、ある先生との出会いで花の魅力を知り、花卉に興味を持ち、私に合っているのではないかと考えるようになりました。大学進学も考えましたが、将来の仕事を考えたら机に向かうばかりでなく、できるだけたくさん植物に触れる方がいいと専門学校の花き生産コースを選択しました。卒業後はもっと経験を積みたいと、愛知県の暖地と長野県の高冷地を利用してリレー栽培を行なっている会社へ就職、日々がんばっています。

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「良い苗だね」。お客様の一言が何よりうれしい

これからかなえたい夢・目標

花は見ているだけでも癒やされます。家の中がちょっと暗いな、味気ないなと思った時も、花一輪があるだけで、パーっと明るくなりますよね。私自身も花を見たり、触れ合ったりすることで心が穏やかになります。それは切花だけでなく、小さなポットに咲く花も同じです。しっかり管理して育てていくことで、花を咲かせる達成感を味わうことができます。少しずつ、私の言葉で花の魅力や管理方法を伝えていきたいと思っています。そして、日本の花の生産量はまだ少ないし、花生産者は決して儲かる仕事ではありません。だから近い将来、海外、例えば花大国といわれるオランダなどへ行って、もっともっと花や花の生産について学びたいと考えています。(取材:2023年1月時点)

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有限会社エイチアンドエルプランテーション

テクノ・ホルティを選んだのは、農業はもちろん、花や樹木、造園、バイオテクノロジー技術など幅広いカリキュラムがあったから。それらを学ぶことで、視野を広げることができると考えました。

野菜に付加価値を付け取り組む農業に興味が

卒業してからは、仕事をしていくなかでトマトの栽培に大変興味が湧き、現在は徹底した管理で作られる高糖度大玉トマトの栽培に携わっています。野菜に付加価値を付け取り組む農業に魅力を感じました。

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収穫物の品質をより良くするために試行錯誤の連続です!

在学中に積んだ経験や、学んだ知識をいかして、業務効率や野菜の品質がより良くなるように提案するなど、自分なりに試行錯誤ができていると実感しています。これからも、美味しい野菜を提供しながら、農業という分野を広い視点でとらえ、新しい挑戦に取り組んでいきたいです。

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農事組合法人 新桜川グリーンファーム

トキタ種苗は品種改良により優れた野菜を作り、その種子を園芸店やホームセンターを通じて販売する会社。私は在庫管理や仕入れ発送を担当。種子は生きています。元気な状態で市場へ送り出すためには、入出荷に効率化と正確さが求められます。そのためにいつも「どうしたらもっと早く、キレイに、安く届けられるか」を考え、日々、業務改善に取り組んでいます。「トマトベリープロジェクト」という社内プロジェクトに参加し、自社で開発したトマトベリーのPR活動や、小学校、保育園、幼稚園の子どもたちに向けた食育活動も行っています。みんなが野菜を好きになってくれることが、私の一番の願いですね。

おいしい野菜をもっと味わってもらいたい

日々の入出荷業務の効率化をさらにおしすすめていくのはもちろん、「トマトベリープロジェクト」でのPR活動や食育活動にもっと力を入れていきたいです。2014年3月には、トマトベリーのユニフォームを作成してさいたまシティマラソンに出場。給水所でトマトベリーを配るなど、大規模なPR活動も無事に成功をおさめました。トマトベリー以外にも、日本では馴染みの薄いイタリア野菜を日本の気候・風土に合わせて品種改良した「グストイタリア」のシリーズ、スティックタイプのカリフラワー「カリフローレ」など、おいしい野菜がたくさんあります。大勢の方々に味わっていただけるよう、こちらもどんどんPRしていきたいですね。(取材:2015年冬時点)

トキタ種苗株式会社

野菜や花の新しい品種を開発する会社。現在はイタリア野菜を日本に定着させるプロジェクトを実施中です。

私は父が経営している胡蝶蘭の生産・販売やメリクロン(バイオ)苗販売の仕事を手伝っています。学校を卒業して10年以上、学校ではいろいろなことを教えてもらいましたが、そのどれもがとても役に立っていると感じています。学校で学んだ基礎の上に経験を積み重ねて、今では温室での栽培管理や市場の動向を見ながらの出荷管理を担当するまでになりました。お蔭様で弊社がつくる胡蝶蘭は多くのお客様から引き合いをいただき、また農林水産大臣賞を受賞するなど確かな商品として認めていただいているように感じます。しかし、こうしたことに甘えることなく植物が持っているポテンシャルを最大限に引き出して、より良い状態で出荷できるような環境づくりを目指しています。仕事は決して楽ではありませんが、大切に育てた花を消費者の方や花屋さんが喜んでくださるとこの仕事をやっていて良かったなアと思います。しかし最近の園芸ブームによって質よりも価格で選ばれてしまう傾向が強くなっているように感じます。そんな環境でも今まで実践してきたことを信じて、より付加価値の高い商品を作り勝ち残っていきたい。そのためには商品だけでなく、自分自身にもより多くの付加価値を付けられるように努力していますし、これからこの業界を目指す人がいれば一生懸命に自分を高めなさいとアドバイスしたいと思います。 (取材:2005年秋時点)

有限会社おぎの蘭園

随時更新します。

私は今、栃木県で農場を立ち上げ、野菜の苗を生産しています。扱っているのは、スーパーで見かけない品種がほとんど。白キュウリ、イボなしゴーヤ、ペッピーノというゼリー感覚の不思議な実。そんな野菜を世界中から探し、年間60種くらい育てています。そして出会ったのが、新種のミニトマト!皮が薄くて柔らかくて、実が透けて見えるほど!味はまるでスイーツみたい。「野菜の可能性ってすごい!」多くの人に知ってもらいたいと思った瞬間でした。撒いて、育てて、食べて。五感全部で楽しみながら、野菜同様、新鮮な毎日を過ごしています。

ハウス1棟使って野菜や花を作りまくり! ビジネスの基本を教わった専門学校時代。

私ほど学費のモトを取った学生はいないでしょう。ハウス1棟まるごと使って、野菜や花を作りまくっていました。印象に残っているのが、ローズのビオラ。先生の忠告を無視して、ローズだけ1200ポットを育てて文化祭で販売したんですが全く売れず。「商品は1種類だけでは売れない」というビジネスの基本を学びました。

例えば緑のカーテンを作れる「ゴーヤ」。これからの農業には「生活提案」も大切!

これからの農業で売っていくためには、ただ単に商品を並べるだけでなく、野菜苗や青果物を使った「生活提案」が大切。例えばゴーヤを「緑のカーテンを作れるエコアイテム」と伝えたら、市場が一気に拡大しました。これからは女性としての視点を活かして、こういう提案をしてきたい。日本の農業を面白くしたいです!(取材:2013年秋時点)

パナプラス株式会社

随時更新します。

ポインセチアの生産を始めて13年目。ハウス4棟、1,300坪の広さで栽培をしています。まだまだ失敗も多く、毎年試行錯誤の繰り返しです。この仕事のやりがいは、苗の仕入れから生産、管理、営業、販売など、全て自分の意志で行動すること。8年ほど前からはアパレル業界にいた妹をパートナーに迎え、彼女の新しい発想を取り入れたことによって商品としての魅力が確実にアップしたと思います。手間がかかろうとも、品質重視というスタンスを崩さず、色のバランスやボリューム感にまでこだわった、私たちならではのポインセチアをつくり続けたいですね。

専門学校での研修後ポインセチアに魅了! 学校で学んだことが自分自身の原点に。

ユリの生産をしている家業とは違った視点で花を勉強したくて、テクノ・ホルティに入学しました。ポインセチアの魅力を知ったのは、研修でお世話になった農園。研修後はポインセチアの生産に力を注ぎ、2010年には「オールジャパンポインセチアフェア」で賞を受賞するほどに。専門学校で学んだこと全てが私の原点です。

自分の興味と視野を広げていくこと、人との出会いを通して成長することが大切!

学生時代は、いかに自分の興味と視野を広げられるかが大切。植物ばかり見ていないで、様々な人との出会いを通して自分自身を成長させてください。花の生産という仕事は、朝早いし、夏暑くて冬寒い。楽な仕事ではないかもしれませんが、たくさんの喜びが詰まった仕事です。皆さんも最後まで夢を諦めずに頑張ってくださいね。 (取材:2011年冬時点)

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