この仕事や研究の魅力・やりがい

新郎新婦と打ち合わせを行い、会場のイメージやブーケの好みなどをうかがって、フラワーデザインや装飾をするのが私たちの仕事。約2か月かけて準備を行い、花材の発注や制作を経て当日のセッティングへと進みます。繁忙期には3会場で7組のお式を担当することも。体力的にも大変な仕事ですが、お客様のイメージを実際に形にできた時は達成感がありますし、当日の新郎新婦の笑顔を見ると、お2人にとって大切な1日にたずさわれたことに喜びを感じます。結婚式はゲストの方々にとっても思い出に残るもの。そんな特別な日をお花でサポートできるのがこの仕事の魅力です。

_MG_7472イメージとご予算に合わせて花材をセレクト

この分野・仕事を選んだきっかけ

人を笑顔にできる仕事に就くのが子どもの頃からの夢でした。中でも結婚式は最高のシーンなので、一時はウエディングプランナーも気になっていました。お花にシフトしたのは高校生の時。授業でフラワーアレンジメントを体験したことで、花を使ってものづくりをする楽しさに目覚め、結婚式とお花の組み合わせが私にとってベストという結論に至りました。今でもブーケや装花を作るのは本当に楽しく、打ち合わせでお客様とお話しするのも大好き。制作と接客のどちらにも興味がある方にはぜひおすすめしたい仕事です。

デザイン画
小山さんが担当したウエディングブーケのデザイン画

株式会社リベルテ

お二人の大切な日にベストな状態の花をご用意します

お客様の喜ばれた顔を見るのが好きでこの仕事を続けて来ました。 店舗に比べると、お客様と接する機会は少ないのですが、つい最近、 ウエディングブーケを作るのに、新婦様からのご要望いただいた色、 品種の花がないと言われてしまいました。そこで似た花の写真を集めて、 その中から新婦様にお好みの花を選んでいただきブーケを作りました。 当日、「第1希望の花をご用意できなくて申し訳ありません」とお伝えしたところ、 「秋元さんが一生懸命探してくれたことがうれしかった。 花を見たら泣いちゃうかも」と言っていただきました。 その言葉がとてもうれしくて、この仕事を選んで良かったと心から思いました。

業界ココだけ話!

花屋とブライダルの仕事は、全部違うと言ってもいいかもしれません。 例えば、いくつも同じ花を作ってゲストテーブルに飾ります。 だからブライダルでは、数だけでなく、作る早さも必要になります。 また、お花屋さんでは新鮮で、お客様に買っていただいた後に楽しめるお花を 提案するのに対して、ブライダルでは、見頃の前でも、見頃が過ぎてからでもなく、 当日に一番の見頃を迎えるベストな状態の美しい花でなければなりません。 その調整が花屋の仕事と一番違うところで、 それができるのがブライダルのプロだと思っています。 私にとってそれはやりがいであると同時に緊張する時間の連続でもあります。

株式会社ウェルサプライ・アンフェリシオンフラワースタジオ

ブライダル事業の他、フューネラル事業やフラワーショップ運営も手掛けている企業

この仕事の魅力・やりがい

祭壇をはじめとした葬儀式場の生花装飾を担当しています。葬儀用の花というとキクなどの白を基調としたものを連想される方が多いと思います。しかし、近年は故人が好きだった花やご家族の意向で色採り豊かな装飾を用意するケースも多くあります。この仕事に就いて8年が経ちました。祭壇を一面のひまわりで飾るなど、さまざまなタイプの仕事も経験でき、お客様(葬儀会社様)からの信頼を得ることもできました。「今回は花井さんにお任せします」という案件も増え、自分ならではのデザインをカタチにできる機会もいただけるようになりました。でき上がった装飾を見て、「やはり君のデザインは綺麗だね」といっていただけるのは嬉しいものです。

学生時代

テクノホルティでは花に関する幅広い知識を得ることができました。今の職場では後輩の面倒を見る立場になっていますが、私自身を含めた多くの新入社員を見る中で、花の知識を持って入社することが大きなアドバンテージになっていると感じます。フラワーデザインをビジネスとして捉える訓練もできました。例えば包装紙やリボン、輪ゴム、テープといったアレンジメントに不可欠な備品に対してコスト意識を持つことは、仕事をする上でとても大切なことです。また在学中に学友や先輩、先生方がつくる作品など、さまざまなデザインに触れられたのもよかったと思います。自分では思いつかないような幅広いタイプのアレンジを吸収することができました。(取材:2019年冬時点)

株式会社ユー花園 勤務

フラワーショップ運営を中心に、冠婚葬祭の装飾花などの流通、販売、デザイン、装飾を一貫して提供しています。

ユー花園は葬花の老舗。大きな斎場を任されることが多いです。もちろん有名人だから、規模が大きいから、という理由で特別力を入れることはありません。人生の最後を飾る花です。どの方にも責任をもって。昔は葬花といえば白菊中心でしたが、現在はかなりバリエーションがあります。故人の個性を重んじる式が増えているんでしょうね。どんなご要望にも応えられるよう、自分の仕事をしっかりとこなしていきたいです。

入学前から葬花に携わるのが夢 実現できて嬉しいです

進路選びをしていた時期、祖母が亡くなり、葬花を見たのがきっかけでこの道を志すようになりました。入学してすぐ将来について相談していたので、就職活動などはスムーズでしたね。ショップ用アレンジメントの授業などは自分には必要ないのではと思った時期もありますが、その勉強があったお陰で自信を持って仕事に臨めます。授業は、厳しかったです(笑)。上手にできないことが泣いたこともあります。でもね、その悔しさがあったから努力できた。いい先生と仲間に囲まれて2年間を過ごせて、楽しかったです。 (取材:2013年秋時点)

株式会社ユー花園

フラワーショップ運営を中心に、冠婚葬祭の装飾花などの流通、販売、デザイン、装飾を一貫して提供しています。

フラワーショップのスタッフが制作する花束やアレンジメントは、いくら端正込めて作っても、売れずに時期を逃したら破棄されます。どの商品が売れるかは店舗の立地条件や季節で変わるため、お客様が何を見てどんな反応をするか、常にアンテナを張る必要があるのです。その上、花には一つひとつ個体差があるため、同じデザインでも作り手によって微妙に雰囲気が変わってしまう。お店の看板はあっても、試されているのは自分の腕です。作り手と買い手のやり取りがダイレクトだからこそ、お客様の声を自分のものとして素直に受けとめられるのです。

植物の管理には育つ環境を知ることも大切。知識のベースは専門学校で身につけました

例えば、贈り物としてよく選ばれる胡蝶蘭。原種は東南アジアのジャングルで他の樹の表面に着生するので、寒さに弱く、水のやり過ぎで根が腐ります。意外なことに太陽光も苦手で変色の原因に。こんな風に、植物を管理するためには種類ごとに育つ環境を知ることが大切です。知識のベースは専門学校で身につけました。

花屋は「朝早い」「手が荒れる」「重労働」。「花の仕事がしたい」という熱意が重要!

僕が採用面接をするなら、選ぶのは経営や商品管理など、花屋になる勉強をしている人。アレンジメント「だけ」学んだ人は心配になりますね。花屋は思った以上に大変な仕事。朝は早いし、水仕事やトゲで手は荒れるし、重労働。それでも「花の仕事がしたい」という熱意ある人なら、こんなに楽しい仕事はないと思います。

第一園芸株式会社

1898年の創業依頼、時代の最先端を行く企業。西洋花きをはじめ、消費者に新しい価値観を提供しつづけています。

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